2006年01月22日

めぐりあう時間たち (2002 アメリカ)

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監督:スティーブン・ダルドリー
出演:ニコール・キッドマン ジュリアン・ムーア メリル・ストリープ
   スティーヴン・ディレイン エド・ハリス クレア・デインズ


1923年、ロンドン郊外のリッチモンド。作家ヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)は病気療養のため夫(スティーヴン・ディレイン)とこの地に移り住み、『ダロウェイ夫人』を執筆していた。1951年、ロサンジェルス。『ダロウェイ夫人』を愛読する妊娠中の主婦ローラ・ブラウン(ジュリアン・ムーア)は、夫の望む理想の妻を演じることに疲れながらも、夫の誕生パーティを開くためケーキを作り始める…。2001年、ニューヨーク。『ダロウェイ夫人』の主人公と同じ名前の編集者クラリッサ・ヴォーン(メリル・ストリープ)は、親しい友人でエイズ患者の作家リチャード(エド・ハリス)が栄えある賞を受賞したことを祝うパーティの準備に取りかかっていた…。




三つの時代に生きた三人の女性。それぞれの瞬間を時代を飛び越えてコラージュするように描かれているけど、混乱はない。ただ、三人が三人とも悲愴な面持ちなのはなんでだろ?その背景に何があるんだろ?ただそれが知りたくて先へと進む。
その理由は朧気に見えてくる。でも他の人のレビューを見てると、最後まで肝心なその部分に気付かない人も多いみたい。三人ともレズビアンという同じ苦悩を抱えていることに。
三人のうち、皮肉にも精神を病んでるというヴァージニアが一番精神的に強く見える。ローラは自分を見失いかけている。彼女の目には何も映っていないし、正に心ここに有らずといった感じ。クラリッサは気丈にふるまっているけど、抑えている感情が今にも溢れ出しそうで見ていて辛い。時代の流れもあって、ヴァージニアとローラが望んでも叶わなかった生活をクラリッサは手に入れているけど、リチャードの決断は彼女を不幸にしたと思う。結局それまでの月日を、彼女自身を否定し、そして自分が解放されたかっただけのようにも見える。それともクラリッサが「自分の人生」を生きていないことに、彼は耐えられなかったのか。
何のために生きるのか。誰のために生きるのか。そしてどう生きるべきか。それを自分で選べる時代にあっても、人は何かしらに依存して生きている。自分の意志とは別の所に存在理由や価値を求めたり。それは時に誰かを不幸にする。自分の存在を消し去りたいほどの苦悩とはどんなものか、全く理解出来ない人もいるだろうけど、少なくとも私は、それほどの苦悩が存在するのだということだけはわかる気がする。
ニックネーム yupu at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 ま行

2005年05月30日

MATRIX (1999 アメリカ)

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監督:アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーヴス ローレンス・フィッシュバーン
   キャリー=アン・モス ヒューゴ・ウィービング

コンピュータプログラマーとして働くトーマス・アンダーソン(キアヌ・リーヴス)には、凄腕ハッカー“ネオ”というもうひとつの顔があった。ある日、“ネオ”は謎の美女トリニティ(キャリー=アン・モス)と出会う。そして彼女の手引きによって、電脳世界ではもはや伝説と化している男、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)と接見する。モーフィアスは“ネオ”に告げる。この世界は現実ではない、と。



公開当初、三部作だということははっきりとは報道されていなくてこの一本だけでは細かい部分の説明がなされていないし、先行レイトショーで二回連続で観ても、まだまだ理解し切れてない感があったので、続編があると聞いてなるほどね、と思ったのを覚えています。昔からカンフー映画は好きで、特に男をうち負かす強い女性に憧れていたのでトリニティが一番好きなキャラですね。それに拳銃ドンパチのバイオレンスものは好きではない私が一番好きなシーンは、敵陣に乗り込んだネオとトリニティが見せるビルのロビーでの銃撃戦。飛び散る柱の破片と無重力空間を思わせるアクション。モノトーンの無機質な色彩と、音楽の使い方も上手い!美しいシーン。エンドロールで流れるマリリン・マンソンの曲もぴったりで、思わずサントラを買った数少ない映画。
ニックネーム yupu at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 ま行

2005年05月27日

MISSION (1986 イギリス)

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監督:ローランド・ジョフィ
出演:ロバート・デ・ニーロ ジェレミー・アイアンズ レイ・マカナリー 
   エイダン・クイン シェリー・ルンギ リーアム・ニーソン

1750年、ローマ法王の元、イエズス会の神父ガブリエル(アイアンズ)は、南米奥地のパラナ川上流、イグアスの滝の上の土地に住むインディオ達に神の教えを伝道するため、滝を這い上がり、決死の覚悟の末、深い信頼を得る。一方、奴隷商人メンドーサ(デ・ニーロ)は弟を殺した罪に苛まれていたが、ガブリエルと共に伝道の道に入り、インディオ達と和解、心静かな生活を送るのだった。しかし、ポルトガル政府がその地の征服を企て、大量の政府軍を送り込んだ事から、神父側との壮絶な戦いが始まってしまうのだった。



記憶の片隅に、昔見た映画の予告がずっと残っていました。十字架に架けられた人が滝から真っ逆様に落ちていくシーン。情報はただそれだけなのですが、たまたまビデオを見つけました。ロバート・デ・ニーロにジェレミー・アイアンズ、若き日のリーアム・ニーソンも出ていてびっくり。数々の賞を受賞した大作っていうのも知らなかったし。でも実際観た感想は。。。確かに滝でのロケーションは壮大で、現地人達の生活の様子などもドキュメンタリー映画かと思うほど。しかし、とにかく重い。暗い。セリフが少ない。それに、これはキリスト教批判作品なんだろうか?狩猟生活のインディオ達を改宗させ、定住させておいて、搾取のために虐殺する。神の意志だの、慈悲だの、結局宗教なんてものは、いいようにねじ曲げられて権力者に利用されてきた口実にすぎない。本当の意味でキリスト教の教義を信者が実践していれば、戦争なんてものはとうにこの世からなくなっているはず。この時代、世界中でこれと同じ事が行われていたんだと思うと、人間の欲深さを思い知らされます。
ニックネーム yupu at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 ま行

2005年05月17日

マリー・アントワネットの首飾り (2001 アメリカ)

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監督:チャールズ・シャイア
出演:ヒラリー・スワンク サイモン・ベイカー エイドリアン・ブロディ

政敵によって断絶したかに思われた名門ヴァロア家の末裔ジャンヌ(ヒラリー・スワンク)は再び名誉を取り戻し、ヴァロア家を再興するためニコラ(エイドリアン・ブロディ)と結婚し、宮廷に取り入るチャンスをうかがう。ジゴロのレトー(サイモン・ベイカー)の協力を得、やがて、二人はある壮大な企みを思いつくのだった。



中世もののコスチュームプレイ(っていうとアヤシい?)は
好きなんで、好んで観ます。
ヒラリー・スワンクが出てる作品って初めて観たかも。
「コア」は最初からちゃんと観てないし。
美人ではないけど、意志の強そうな目が役にはあってる。
そもそも上手くいきそうもない無謀な計画だし
主人公も分かっていたんじゃないかな。
ただ、何もしないではいられなかった気持ちは分かるけど
結局まわりみんなを利用して、彼女の人生なんだったの?
て感じ。
全体として感情的に盛り上がる部分が乏しいので
印象には残りにくい作品かなぁ。。。
ニックネーム yupu at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 ま行